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セッションハイジャックとは?攻撃の仕組み・手口や事例から対策まで解説!

ここでは、セッションハイジャックについて解説しています。攻撃の仕組みや手口、実際に攻撃を受けた事例、対策を詳しく説明しています。企業のサイバーセキュリティ強化につながる内容となっておりますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. セッションハイジャック攻撃とは
  2. セッションハイジャック攻撃の仕組み
  3. セッションハイジャック攻撃の手口
  4. セッションハイジャック攻撃で起きる被害
  5. セッションハイジャック攻撃の被害事例
  6. セッションハイジャック攻撃への対策
  7. セッションハイジャック攻撃のまとめ

セッションハイジャック攻撃とは

セッションハイジャック攻撃は、Webサイトやアプリへのログイン状態を悪用するサイバー攻撃の一種です。

攻撃者は、正規ユーザーになりすますためにセッションIDやCookieといった情報を盗み出します。これらの情報は、Webサイトやアプリがユーザーのログイン状態を管理するために利用するもので、いわば「鍵」のような役割を果たすものです。

この「鍵」を不正に入手すると、攻撃者は正規ユーザーになりすまし、個人情報やアカウント情報を盗み見たり、不正な操作をおこなったりすることが可能となります。

セッションハイジャック攻撃は、IDやパスワードを直接盗み出すフィッシング詐欺などとは異なり、ユーザーがログインした後の状態を悪用する点が特徴です。そのため、ユーザー自身も気づかないうちに被害に遭う可能性があります。

セッションとは

セッションとは、Webサイトでの一連の活動全体を指します。オンラインショッピングを例に考えてみましょう。

まず、ユーザーはWebサイトに「ログイン」します。これは、お店に入店するようなものです。次に、商品を「検索」し、「カート」に入れます。店内を歩き回り、商品を手に取って買い物かごに入れる行為に似ています。

別の商品を探したり、カートに入れた商品を削除したりする場合もあります。店内を移動しながら商品を選び直す行為に相当する内容です。購入する商品を決めたら、発送先住所やクレジットカード情報などの「購入手続き」をおこないます。レジに並んで会計を済ませるようなものです。

最後に、「ログアウト」します。お店を出て帰る行為に似ています。

このように、Webサイトにアクセスしてから離れるまでの、ログイン、商品検索、カートへの追加、購入手続き、ログアウトなど、一連の行動すべてをまとめて「セッション」と呼びます。

セッションIDとは

セッションIDは、Webサイトがユーザーを「覚えておく」ために使う、いわば「名札」のようなものです。

ユーザーが初めてWebサイトを訪れた際、Webサイトのサーバーは、そのユーザーに対して固有の「名札」(セッションID)を発行します。この「名札」は、ユーザーのブラウザに保存されるものです。

ユーザーが同じWebサイトを再び訪れた際、ブラウザは保存していた「名札」をWebサイトのサーバーに提示します。サーバーは「名札」を確認して、以前訪れたユーザーであると認識し、そのユーザーに合わせた情報を表示したり、前回の続きから操作を再開したりできるのです。

例えば、ショッピングサイトで商品をカートに入れた後、別のページに移動してもカートの中身が保持されているのは、このセッションIDのおかげです。セッションIDが、一連の行動が同一ユーザーによるものだとWebサイトに伝える役割を果たしているのです。

セッションハイジャック攻撃の仕組み

セッションハイジャック攻撃はどのような仕組みで実行されるのか、詳しく解説します。

仕組み1:利用者のログインによりセッションIDが発行

Webサイトへのログインは、会員制のクラブに入場するようなものです。入場の際、受付で「会員証」を受け取りますが、この「会員証」が、Webサイトにおける「セッションID」に相当します。

Webサイトにログインすると、サーバーは専用の「会員証」(セッションID)を発行します。この「会員証」がブラウザに預けられます。

その後、Webサイト内の別のページに移動したり、しばらくしてから再び同じサイトに戻ったりした場合でも、ブラウザが「会員証」を提示して、Webサイトに「ログイン済み」であるのを認識し、会員限定のサービスを提供したり、前回の続きから操作を再開したりできます。

つまり、セッションIDは、Webサイトが「会員」として認識し、「会員」に合わせたサービスを提供するために欠かせない「会員証」のような役割を果たしているのです。

仕組み2:攻撃者がセッションIDを不正入手

攻撃者は、あの手この手でセッションIDを不正に入手しようとします。

セッションIDを手に入れると、その相手になりすましてWebサイトにログインし、個人情報やアカウント情報を盗み見たり、勝手に商品を購入したり、悪質な書き込みをしたりする可能性があります。

仕組み3:攻撃者がユーザーになりすます

攻撃者は、Webサイトやサービスがユーザー認証にセッションIDを用いているのを悪用します。セッションIDは、ユーザーがログインすると発行され、ブラウザとサーバー間の通信でユーザーを識別するために使用されるものです。

攻撃者は、このセッションIDを盗み出して、正規ユーザーになりすまし、本来アクセスできない情報にアクセスしたり、不正な操作を行ったりすることが可能になります。

セッションハイジャック攻撃の手口

セッションハイジャック攻撃には主に3つ手口がありますので、それぞれ具体的に解説します。

手口1:セッションIDの推測

WebサーバーがセッションIDを生成する際、予測可能な情報に基づいた単純なルールを用いると、攻撃者に悪用される危険性があります。例えば、日付やユーザー名などから容易に推測できるIDは、総当たり攻撃などの手法で簡単に突破されてしまう可能性があります。

また、新規アカウント登録時のセッション情報が漏洩すると、攻撃者はその情報を解析し、他のユーザーのセッションIDを推測する手がかりとして悪用されるかもしれません。攻撃者は正規ユーザーになりすまし、不正アクセスや情報漏洩を引き起こす恐れがあります。

手口2:セッションIDの略奪

Webサイトの脆弱性を悪用して、ユーザーとWebサイト間の通信に不正に介入し、セッションIDを盗み取る攻撃が存在します。その代表的な手法がクロスサイトスクリプティング(XSS)です。 

クロスサイトスクリプティングでは、攻撃者はWebサイトの入力フォームやコメント欄などの脆弱性を突き、悪意のあるスクリプトを埋め込み 、無意識のうちにユーザーがそのスクリプトを実行してしまうことで、結果としてセッションIDを攻撃者に渡してしまいます。 

手口3:セッションフィクセーション(セッションIDの固定化)

セッションフィクセーションとは、攻撃者が用意したセッションIDを、正規のユーザーに強制的に使用させる手法です。攻撃者は、悪意のあるリンクなどを介して、標的となるユーザーに特定のセッションIDを送りつけます。

ユーザーがそのリンクをクリックしてログインすると、攻撃者が事前に設定したセッションIDが使用されるため、攻撃者はユーザーのセッション乗っ取りが可能です。

この攻撃は「セッションIDのお膳立て」とも呼ばれ、攻撃者がユーザーのログイン前にセッションIDを固定してしまいます。

セッションハイジャック攻撃で起きる被害

セッションハイジャック攻撃を受けてしまうと、どのような被害に遭うのでしょうか。実際に起きる可能性のある被害について解説します。

オンラインバンキングでの不正送金

オンラインバンキングにおける不正送金は、攻撃者がユーザーのオンラインバンキングセッションを乗っ取ることで引き起こされます。攻撃者がユーザーになりすまし、オンラインバンキングシステムにアクセスしてくるのです。

セッションを乗っ取られたユーザーは、自身の口座へのアクセス権を失い、攻撃者の自由に操作されてしまいます。攻撃者は、ユーザーの預金を他の口座に不正に送金したり、無断で引き出したりするなど、金銭的な被害をもたらす可能性があります。

機密情報や個人情報の窃取

セッションハイジャック攻撃により、本来アクセス権限のない企業の機密情報や個人のプライバシー情報にアクセスし、閲覧、改ざん、盗み出しなどを自由におこなうことが可能になります。

漏洩した情報は、被害者のプライバシー侵害や企業の信用失墜、金銭的な損失など、取り返しのつかない深刻な被害をもたらすかもしれません。攻撃者は、盗み出した情報を闇市場で売買したり、企業を脅迫したりするなど、二次的な被害を引き起こす恐れもあります。

クレジットカードの不正利用

クレジットカードの不正利用は、攻撃者が何らかの手段で入手したアカウント情報からクレジットカード情報を盗み出し、本来のカード所有者になりすましてオンラインショッピングなどで不正な決済をおこなう犯罪です。

被害者は、身に覚えのない請求がクレジットカードの明細に記載されるまで、不正利用に気付かないケースがほとんどです。攻撃者は、盗み出したクレジットカード情報を利用して高額な商品を購入したり、現金化したりするなど、金銭的な被害をもたらします。

このような被害を防ぐためには、クレジットカード情報の管理を徹底することが重要です。

サーバーへの侵入

サーバーへの侵入は、攻撃者がシステムの脆弱性や盗んだ認証情報などを悪用し、企業のサーバーに不正にアクセスしてきます。企業のWebサイトやシステムの改ざん、データの窃取、さらにはランサムウェアによる身代金要求など、深刻な被害をもたらしかねません。

攻撃者は、侵入したサーバーを足掛かりに、Webサイトのコンテンツを改ざんし、訪問者を偽のWebサイト(フィッシングサイト)に誘導したり、マルウェアを仕込んだりする場合があります。

また、バックドアと呼ばれる不正なプログラムをインストールし、将来的な攻撃のための侵入口を確保するケースもあります。サーバーへの侵入は、企業の信頼性を著しく損なうだけでなく、顧客や取引先の情報漏洩など、広範囲にわたる被害を引き起こす可能性があり、非常に脅威です。

登録情報の改ざん

登録情報の改ざんは、攻撃者が正規ユーザーになりすまし、Webサービスに保存されているユーザーの登録情報を不正に書き換える行為です。

この攻撃により、攻撃者はユーザーの個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど)を盗み出し、悪用したり、虚偽の情報に書き換えたりする可能性があります。

ユーザーは個人情報漏洩の被害に遭うだけでなく、Webサービスからの重要な通知を受け取れなくなったり、なりすましによる不正な取引がおこなわれたりするなど、さまざまな被害を受けることになるでしょう。

登録情報の改ざんは、ユーザーのプライバシーを侵害するだけでなく、Webサービスの信頼性を著しく損なう重大なセキュリティインシデントです。

セッションハイジャック攻撃の被害事例

セッションハイジャック攻撃を実際に受けた被害事例として3つ取り上げます。事件の概要や原因、対応、被害の詳細について詳しく見ていきます。

事例1:Apache・サーバー不正アクセス

2010年に広く利用されるWEBサーバーである「Apache(アパッチ)」がサイバー攻撃の対象となり、Apacheのユーザーパスワードが大量に流出しました。

問題は、Apacheが使用していたバグのトラッキングソフト「JIRA」のレンタルサーバーがクロスサイトスクリプティングによる攻撃を受けたことに始まります。

この事例では、サーバーの管理者が悪意のあるURLをクリックした結果、セッションIDを含んでいるCookieが攻撃者によって窃取され、結果として管理者権限が乗っ取られました。  

事例2:Twitter(現X)・ウイルス拡散

2010年、Twitter(現X)でクロスサイトスクリプティングを利用した「ワーム」の拡散が発生しました。「ワーム」はマルウェアの一種で、自身で活動し複製する能力を持つため、感染力が非常に高いとされています。

この事例は、PC操作に興味を持った少年によって引き起こされ、約50万人のユーザーに影響を与えました。

具体的には、Twitterの公式アプリ「Tweet Deck」に仕掛けられた罠を通じて、ユーザーの端末にワームが感染し、利用者のアカウントが乗っ取られ、遠隔操作による大量の意味不明なリツイートが投稿されるという形で被害が拡大しました。

事例3:YouTube・不正アクセス

2010年にYouTubeがクロスサイトスクリプティングの攻撃を受けた事件が発生しました。この事例では、YouTubeのコメント機能が使用不能になった以外にも、デマ情報が記載されているポップアップが表示されたり、ユーザーが別のサイトへ強制的に移動させられたりする被害が多数発生しました。

Googleの迅速な対応により、この攻撃は約2時間で収束しています。

攻撃の原因は、YouTubeのコメント出力データに使われている暗号化処理に存在した脆弱性であり、ユーザーのセッションIDを含んだCookieを攻撃者に窃取されることにより、WEBブラウザに障害を引き起こす被害も発生しました。 

セッションハイジャック攻撃への対策

セッションハイジャック攻撃への対策を9つ紹介します。

対策1:推測されづらいセッションIDを設定

セッションIDが日付、時刻、連番などの予測可能な形式で生成されている場合、攻撃者はブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)によって容易にセッションIDを推測し、悪用する可能性があります。

セッションIDの安全性を高めるためには、ランダム性が高く、十分な長さを持つ複雑な文字列で生成することが重要です。攻撃者による推測を困難にし、セキュリティを強化できます。

また、セッションIDの生成に使用するアルゴリズムも定期的に見直し、最新のセキュリティ基準に準拠しているか確認する必要があります。セキュリティ技術は常に進化しているため、古いアルゴリズムでは脆弱性が発見され、攻撃者に悪用されるリスクがあります。

対策2:セキュリティサービスの導入

セッション管理のセキュリティ強化には、信頼性の高いセキュリティサービスの導入が効果的です。高度な技術と専門知識を活用し、Webアプリケーションへのサイバー攻撃を迅速に検知、分析し、リアルタイムで適切な対応策を講じます。

セキュリティサービスは、Webアプリケーションへのアクセス状況を常時監視し、不審なアクティビティや異常なトラフィックパターンを検出します。セッションハイジャックや不正アクセスなどの脅威を早期に発見し、被害を最小限に抑えることが可能です。

また、セキュリティサービスは、Webアプリケーションの脆弱性診断やセキュリティ設定の最適化など、包括的なセキュリティ対策を提供します。Webアプリケーションのセキュリティレベルを向上させ、セッション管理の安全性を確保できます。

対策3:脆弱性診断テストの実施

Webサイトのセッション管理における脆弱性は、サイバー攻撃の格好の標的となります。脆弱性を悪用されると、セッションハイジャックや情報漏洩など、深刻な被害につながりかねません。

外部の脆弱性診断サービスの活用は、Webサイトのセキュリティ強化に不可欠な対策です。

専門的な知識と経験を持つ第三者機関が、Webサイト全体のセキュリティ状態を客観的に評価し、潜在的な脆弱性を洗い出します。Webサイト運営者は、自社では見つけにくいセキュリティ上の課題を把握し、適切な対策を講じられます。

定期的な脆弱性診断を実施すると、Webサイトのセキュリティレベルを継続的に向上させることが可能です。また、セキュリティ対策を強化すれば、顧客や利用者からの信頼度を高め、Webサイトのブランド価値向上にもつながります。

対策4:ログイン後に新しいセッションIDを付与

ユーザーがログインに成功した直後に、新しいセッションIDを発行する仕組みは、セッションフィクセーション攻撃に対する強力な防御策です。

セッションフィクセーション攻撃とは、事前に用意しているセッションIDをユーザーに渡してログインさせ、その後、そのセッションIDを使ってユーザーになりすます攻撃手法です。

しかし、ログイン成功時にセッションIDを再発行すれば、攻撃者が用意したセッションIDは無効化され、攻撃を未然に防げます。

この対策は、セキュリティを大幅に向上させ、ユーザーの個人情報や機密情報を保護する上で非常に有効です。ログインのたびにセッションIDを更新すると、攻撃者は有効なセッションIDの入手が困難になり、不正アクセスやなりすましのリスクを大幅に低減できます。

対策5:ログイン後に秘密情報を発行しページ遷移ごとに値を確認

セッションIDに加えて、サーバー側で生成される秘密情報(トークン)を併用すると、セッションの正当性をより強固に検証できます。このトークンは、セッションIDと共に各ページに埋め込まれ、サーバー側で両者の値が一致するかを確認して、ユーザーの正当性を検証します。

ログイン時にセッションIDを更新する仕組みを導入している場合は、トークンの発行は不要です。しかし、そうでない場合は、ページ遷移のたびにトークンを検証すれば、セッションハイジャックのリスクをさらに低減可能です。

特に、大規模なWebアプリケーションや機密性の高い情報を扱うシステムでは、セッションIDとトークンの二重検証によって、不正アクセスやなりすましによる被害を効果的に防げます。

対策6:ワンタイムセッションIDの使用

ワンタイムセッションIDは、一度のセッションでのみ有効なセッションIDを発行し、セッション終了後に無効化するセキュリティ対策です。

セッションIDが使い捨てになるため、仮に攻撃者にセッションIDが漏洩した場合でも、そのIDを悪用してセッションを乗っ取れません。つまり、ワンタイムセッションIDは、セッションハイジャックのリスクを大幅に低減する効果があります。

ワンタイムセッションIDは、特にセキュリティレベルの高いWebアプリケーションや、機密情報を扱うシステムにおいて有効な対策です。導入すると、より安全なセッション管理を実現し、ユーザーの情報を保護できます。

対策7:HTTPS通信でのCookieにSecure属性を付加する

HTTPS通信でCookieを送信する際に、Secure属性を設定すると、セキュリティを大幅に強化できます。Secure属性が設定されたCookieは、HTTPS(暗号化された通信)でのみ送信され、HTTP(平文の通信)では送信されません

これにより、CookieがHTTP通信中に盗聴されるリスクを大幅に低減できます。Cookieには、セッションIDなど重要な情報が含まれている場合があり、これが盗聴されると、セッションハイジャックなどの攻撃に悪用される可能性があります。

Secure属性を設定すると、Cookieは安全なHTTPS通信でのみ送受信されるため、通信経路上での情報漏洩のリスクを最小限に抑え、Webアプリケーションのセキュリティを向上させることが可能です。

対策8:URLにセッションIDを含めない

セッションIDをURLに含めるのは、セキュリティ上のリスクを高めるため、避けるべきです。URLにセッションIDが含まれている場合、悪意のある第三者がそのURLを容易に入手し、セッションを乗っ取る可能性があります。

URLにセッションIDが含まれると、ブラウザの履歴やサーバーのログに残ってしまうため、情報漏洩のリスクも高まります。また、SNSやメールでURLを共有した場合、セッションIDも一緒に漏洩してしまう可能性があるのです。

セッションIDを安全に受け渡すためには、CookieやPOSTメソッドのhiddenパラメータなど、URLに直接表示されない方法を使用するべきです。Cookieは、ブラウザとサーバー間で情報をやり取りするための仕組みであり、セッションIDを保存するのに適しています。

POSTメソッドのhiddenパラメータは、フォームデータとしてサーバーに送信されるため、URLに表示されず、セキュリティ上のリスクを低減できます。

対策9:WAFの利用

Webアプリケーションのセキュリティ強化には、WAF(Web Application Firewall)の導入が非常に有効です。WAFは、Webアプリケーションを狙ったさまざまなサイバー攻撃を検知・防御するセキュリティシステムです。

クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなど、Webアプリケーションの脆弱性を突く攻撃から効果的に保護します。

セッションIDの漏洩は、Webアプリケーションへの不正アクセスや情報漏洩につながる重大な脅威です。WAFによって悪意のある通信を検知し遮断すれば、セッションIDの漏洩リスクを大幅に低減します。

WAFの導入で、Webアプリケーション全体のセキュリティレベルが向上し、安心してWebサイトを運営できます。WAFは、セキュリティ対策における重要な要素であり、Webアプリケーションの安全性を確保するために不可欠な存在と言えるでしょう。

セッションハイジャック攻撃のまとめ

セッションハイジャック攻撃は、Webサイトのセキュリティを脅かす深刻な脅威です。

攻撃者は、正規ユーザーのセッションIDを不正に入手し、そのユーザーになりすましてWebサイトにアクセスすることで、個人情報や機密情報の窃取、不正な取引の実行など、さまざまな被害を引き起こす可能性があります。

本記事では、セッションハイジャック攻撃の基本的な仕組みから具体的な攻撃事例、そして効果的な対策までを詳しく解説しました。セッションハイジャック攻撃は、その性質上、ユーザー側でできる対策が限られているため、Webサイト運営者によるセキュリティ対策が重要です。

Webサイト運営者は、セッションIDの管理方法、HTTPS通信の利用、WAFの導入など、多岐にわたる対策を講じれば、リスクを大幅に低減できます。これらの対策を適切に実施し、Webサイトのセキュリティを強化すると、ユーザーの安全を守り、信頼性の高いサービスを提供できるでしょう。

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